前回は猫との引越し前の準備について紹介しました。
ですが、どんな猫ちゃんでも当日になれば「何かいつもと違うことが起きている!?」と気付くでしょう。
そこで今回は、
愛猫との引越し当日に気を付けたいこと
を紹介します。
1日目:猫の性質を知っておこう
2日目:引越し準備(荷造り時)
3日目:引越し作業中(移動中)
4日目:引越し後(新居にて)
えさは移動の2~3時間前までに
食事は移動の2~3時間前までに与えます。
猫は犬と比べて車酔いには強いですが、それでも移動中吐いてしまう場合があります。
また、普段キャリーケースに慣れている子でも、いざ引越しとなると緊張してしまうことも。
万が一吐いたりお漏らししても大丈夫なように、あらかじめペット用吸水シートを敷いておくと安心でしょう。
業者が来る前にケージに入れる
引越し当日に一番怖いのは脱走です。
知らない人がたくさん出入りし大きな音や振動を感じるので、普段肝の座った子でも案外落ち着かなくなるものです。
玄関を開けっ放しにしておく時間も長いので、そのままだとパニックの末に外へ飛び出してしまうでしょう。
作業が始まってからでは、キャリーケースやケージに入ってくれなくなります。
早すぎても猫に負担がかかりますが、引越し屋さんが来る予定時間までに入っててもらいましょう。
作業や移動時間が1~2時間ほどの場合は、好きな玩具と一緒にキャリーケースに入れて、そのまま新居まで車で移動するのもありでしょう。
家が広く長丁場になりそうならペットケージか、使っていない一室を「猫部屋」にして閉じ込めておき出発前にキャリーへ移動する方が安全です。
居場所に、使い慣れたクッションや玩具、トイレを置いておくと猫ちゃんの安心感が増します。
お湯を抜いた浴室を猫部屋にしても良いですが、夏場は高温多湿になりやすいので避けた方が賢明でしょう。
さらに、引越しスタッフさんも分かっているとは思いますが、「この部屋は開けないで」と念押ししておくのをお忘れなく。
自家用車での移動

自分の車で新居へ行く場合は、猫ちゃんの様子に合わせて休憩できるので安心です。
車の中でソワソワするようであれば、キャリーケースにバスタオルなどの布をかけて薄暗くすると落ち着きます。
もしも猫をキャリーから出す必要がある時は、必ず停車した状態で、ドアや窓をしっかり閉めてからにしましょう。
猫部屋をセッティングしてから出す
新居でも脱走には最新の注意が必要です。
早くても猫部屋のセットが終わってから出すようにします。
具体的には、旧居での猫の居場所と同じレイアウトで配置し、搬入作業が完全に済んでからということです。
それまでは飼い主さんと一緒に車で待っていてもいいですし、猫部屋のドアを完全に閉められる状態なってからキャリーケースやケージごと新居に入れてもいいでしょう。
まとめ:引越し当日に気を付けるポイント
- えさは移動の2~3時間前までにあげる
- 引越し業者が来る前にケージに入れておく
- 自家用車での移動時は、キャリーケースに入れる
- 新居では、部屋をセットしてから猫を出す
さいごに
人間の引越しだけでも大忙しですが、猫ちゃんがいる場合、当日は特に気を遣う日になるでしょう。
普段からは予測のつかない行動をとることもあるので、しっかり対策してあげたいですね。