飼い猫同士がケンカをしていると、飼い主としては「大丈夫かな?」と心配になりますよね。
人間同士のケンカなら仲裁するのが正解なのかもしれませんが、猫の場合はどうなのでしょうか?
野良猫と飼い猫の場合で事情は異なりますが、ここでは
飼い猫同士のケンカへの対処法
について紹介します。
猫同士のケンカは止めるべき?
猫のじゃれ合いとケンカの区別はつきにくかったりします。
飼い猫同士でケンカをしている時、飼い主は止めに入った方が良いのでしょうか?
その答えは「ノー」です。
基本、飼い主さんは見守ってあげれば大丈夫です。
猫は、お互い顔を合わせてから相手の存在を受け入れるまでに、それなりの時間が必要になるからです。
完全室内飼いの場合は特にですが、新しい猫が来ると古株の猫は異変を感じて警戒します。
「変なヤツがいる!何だお前は!?」となるのは自然なことなんです。
猫同士のケンカは、その「変なヤツ」が「どんなヤツ」なのかを、お互い探るための行為とも言えます。
どこまで様子を見ていいのか?
やたらとケンカを止めるのは、上記を考えると猫にとってあまり良い事ではありません。
でも、どちらか一方だけが執拗に攻撃されている場合や、頻繁にケガするようなら心配ですよね。
危険だと思った場合、どうすれば良いのでしょうか?
ケンカを止めるうまい手段
猫同士のケンカを人間が直接さえぎって止めようとするのは危険です。
猫ちゃんは興奮状態なので、自分が引っかかれてしまいます。
そのため、
- 大きな音や玩具で猫の気を逸らせる
(お盆を落とす、ボールを転がすなど) - 互いが見えなくなるよう、2匹の間に板を置く
- ケンカが止んだら猫を抱えて別々の空間に分ける
といった手段で猫たちの気を引いて止めるのが安全です。
日頃のケアが大事!
猫同士がケンカしても被害を最小限にするためのケアが、飼い主の大切な仕事なのだと思います。
例えば、伸びた爪を切っておけば、引っ掻いても爪が食い込むのを軽減できます。
また、ケンカの弱い猫が逃げ込める隠れ場所を作ってあげると良いでしょう。
まとめ:猫同士のケンカは止めるべきか?
- 猫同士のケンカは基本見守る
- 激しいケンカを頻繁にする場合は間接的に止める
- ケンカをしても害を抑えるようケアしておく
先住猫と新入り猫がなかなか馴染んでくれない場合でも、過度に心配せず根気よく慣れさせる心持ちが大切です。
また一般的に、猫の性別や年齢で、相性のよしあしがあると言われています。
今後新しい猫を迎えるなら、あらかじめ相性を考えて選ぶと良いでしょう。