ペットの脱走事故を防ぐフェンスには色々な種類がありますが、猫を飼っている場合には、何でもいいという訳にはいきません。
猫の身体能力や習性を考えた製品でなければ、設置しても効果は期待できないのです。
例えば、犬用の脱走防止柵を付けても猫には意味がないのですが、それにはちゃんと理由があります。
ここでは、猫用の脱走防止フェンスの特徴について紹介します。
特徴を知ることで、フェンスを選ぶ際の参考にもなると思います。
猫用フェンスは高さがある
猫ちゃん用脱走防止柵の一番の特徴は、高さがあることです。
既製品の場合、ワンちゃん用は約50~100cmほどがほとんどですが、猫ちゃん用になると約170~240cmもあり、ほぼ天井付近までカバーしています。
その理由は、猫ちゃんの身体能力にあります。
猫は約150cmほどはジャンプできると言われていますし、木登りも得意です。
しかも高い所が大好きなので、登れそうな場所を見つけると知らないうちに上がってしまいます。
私も、飼い猫が猛ダッシュで庭の木の上まで駆け上がっていったのを見て、ビックリした記憶があります。
(上がったはいいけど下りられなくなって、私が木に登って下ろしたのですが…)
そのため、高さがないと簡単に超えられてしまうのです。
たまに猫ちゃんとワンちゃんを一緒に飼っている人もいますが、フェンスを選ぶ場合には猫の高さに合わせた方が安全です。
ちなみに、犬も種類や個体差によってはかなり高く飛ぶので、低い柵では効果がない場合もあるようです。
ただ、逆に考えると、ワンちゃん用のものでも高さがあれば猫にも代用・併用ができるとも言えますね。
フェンスの隙間が狭い
飼っている人は分かると思いますが、猫の体はとっても柔らかいです。
ですが、そこが魅力であり困った部分でもあります。
猫は、頭が通れば身体も通るので、目の細かいフェンスでなければ抜けられてしまいます。
横の間隔もそうですが、床とフェンスの間隔も要チェックです。
開けにくい形状になっている
猫ちゃんの器用さに驚いたことのある人も多いのではないでしょうか。
レバー状のドアノブを簡単に開けられますし、結構重めの引き戸も開けてしまいます。
猫用の脱走防止柵は、専用のロックや取っ手が付いており、容易には開けられない形状になっているのが特徴です。
まとめ:猫用の脱走防止フェンスの特徴
- 高さがある
- 隙間が狭い
- 開けにくい形状になっている
既製品を買う場合もオーダーする場合も、猫ちゃんの安全を守るためには大事なポイントを押さえて選ぶことが大切です。