猫を室内飼いしている人にとって心配事の代表は、
脱走されること
ではないでしょうか。
病気や事故もそうですが、特にマンションやアパートの場合は、飼い猫がご近所さんの部屋に侵入し思わぬトラブルを起こしてしまう危険もあります。
人間がどんなに気を付けていても、予想外に素早く飛び出して行ってしまうこともあるので、猫との知恵比べに頭を悩ませている飼い主さんもいるのではないかと思います。
「出掛ける時、気付かないうちに足元に猫が来ていてヒヤッとした」
「帰宅してドアを開ける時にいつも不安」
という場合には、猫脱走防止柵を設置するのも一つの手段ですが、「それが何なのかよく知らない」という方もいるかと思います。
なので、まずは
猫の脱走防止柵とは何か
を簡単にお伝えしていきます。
猫脱走防止柵とは?
脱走防止柵とは、その名の通り「猫が家から脱走するのを防ぐための柵」なのですが、通常のドアとは違い独特な構造をしています。
出口の手前に設置する「もう一つの扉」
柵の他にも、「扉」や「フェンス」、「パーティション(ついたて)」などと呼ばれることもあります。
玄関やベランダなど、外への出口の手前に取り付けて、猫が外に出てしまうのを防いでくれます。
見た目としては、格子状や半透明のすりガラスのようになっているタイプが代表的です。
猫脱走防止柵の構造
猫脱走防止用の柵は、主に建具屋さんに注文するか既製品を購入することで手に入ります。
賃貸などでリフォームができない場合は、既製品を自分で後付けすることになります。
後付けタイプのフェンスは、壁に穴を開ける必要のないつっぱり棒式のものが人気で、以下のパーツからできています。
- 取付用のつっぱり式のポール部分
- フェンス/ドア部分
- ドアの取っ手部分
- ドアの固定ロック部分(取っ手と一体化しているものもある)
ポール部分に高さ調節用の機能が付いている製品は、自宅の天井の高さに合わせて使うことができます。
さいごに
今回掲載したイラストで紹介したのは片側開閉式のフェンスですが、猫脱走防止柵には、他にも観音開き式やスライドドア式などの種類があります。
設置場所の広さや使い勝手で、あなたの家に合ったものを選ぶと良いでしょう。