
お外には面白そうなものがイッパイあるニャ~

(もしや、外に出ようとしてる!?)
危ないから、脱走予防の柵をつけなきゃ!

(天井に向かってジャンプ!天井に向かってジャンプ!)

でも、中途半端な柵だとすぐに跳び越えちゃいそう……

一体、どんな猫脱走防止柵をつければいいんだろう?
世の中には、いろいろな猫脱走防止柵かあるので迷ってしまいます。
特に、玄関前に置く柵は、愛猫の脱走や迷子を防ぐ最後のとりで。
適当に選んでしまうと意味をなさず、後悔するかもしれません。
そこで今回は、効果が高い猫脱走防止柵の選び方を紹介します。
猫脱走防止柵とは?
猫脱走防止柵は、他にも
- 猫脱走防止扉
- 猫用フェンス
- 猫脱走防止パーテーション(ついたて)
などと呼ばれていますが、これらは皆、ほぼ同じものを指します。
壁や天井に直接固定するタイプ、つっぱり棒の柱を立てるタイプ、置くタイプなど色々ですが、どれも猫ちゃんが家から脱走するのを防ぐものです。
例えば、玄関の手前に猫脱走防止柵を設置すると、玄関の扉の前にもう一つ扉がある状態になります。猫脱走防止柵が愛猫を止めてくれるので、飼い主さんが玄関を開けた拍子に外へ飛び出す危険がなくなるのです。
では、猫脱走防止柵を選ぶときに見るべきポイントとは、どんな所なのでしょうか?
猫が登れない・跳び越えられない高さの柵
まず、猫ちゃんが越えられない高さが必要です。
具体的に言うと、最低でも150cm以上はほしいですね。
猫の身体能力はすぐれていて、自分の体の約5倍の高さまでジャンプできるそうです。
高さが足りなければ、柵を設置しても簡単に跳び越えられてしまうので、要注意です。
足が短い猫ちゃんは、ジャンプが得意ではないのでまだ良いですが、そうでない場合は、中途半端な高さの柵を付けても無駄になるかもしれません。
木登り上手な猫ちゃんなら、柵に脚や爪を引っかけて登り、越えてしまう可能性もあります。
なので、足をかけられない構造になっている猫脱走防止柵を選ぶのがおすすめです。
横格子がない、または少ないタイプの猫脱走防止柵が理想的です。
さらに、万が一登っても向こう側に行けないよう、天井までふさいでしまう方法もあります。
また、猫脱走防止柵を設置する場所にも気を付けたいものです。
周りに棚や家電などが置いてあると、それを足場にして柵を越えられてしまいます。
柵の周囲には、余計な物を置かないようにしましょう。
- 150cm以上の高さがある柵(猫の種類や身体能力にもよる)
- 横格子がない、または少ないタイプの柵
猫が向こう側にいても見える柵
開けてみるまで猫ちゃんの居場所が分からない構造の柵は、おすすめできません。
「柵」というと、向こう側が見えるものがほとんどですが、パーテーションなどは透明か半透明のものを選びましょう。
向こう側が見えれば、出掛けに猫が近くにいるかを確認しやすいので安心です。
透明や半透明、格子状など、向こう側が見える柵
猫に安全な素材でできている柵
猫は、知らないうちに周りのものを舐めたり噛んだりしてしまいます。
万が一口に入っても害にならない素材で作られている猫脱走防止柵を選びましょう。
一般的に安全だと言われているのは、スギやヒバ材、アクリルやポリカーボネートなどの素材です。
素材だけでなく、塗料や接着剤にも注意が必要です。
人間には無害でも、猫には中毒を引き起こす材料も存在します。
例えば、ホルムアルデヒドや鉛などを含んだ塗料もあるので、なるべく信頼できるメーカーの柵を使いましょう。
- 安全な素材と塗料が使われている柵
- 信頼できるメーカーの柵
猫が頑張っても倒れにくい柵
しっかり固定でき、丈夫な猫脱走防止柵を使うことも大事です。
パワフルな猫ちゃんなら、「どうしても外に出たい!」と思えば何とかしてすり抜けようとするでしょう。
衝撃で柵が倒れて愛猫が下敷きになったら危ないですし、柵としての意味もなくなってしまいます。
家の壁や天井に固定された柵なら安心ですが、賃貸で壁などに穴を開けられない家もありますよね。
その場合も、つっぱり棒式でしっかり固定できる柵もあるので大丈夫です。
造りや固定がしっかりしている柵
猫が開けられない構造の柵
猫の器用さと学習能力に驚かされることってありますよね。
ドアだけでなく引き戸まで、ひょいと開けてしまう猫ちゃんもいます。
せっかく猫脱走防止柵を設置しても、自分で開けられてしまっては意味がありません。
ドアの取っ手が丸いものやロック付きのものなら安心です。
- 扉の取っ手が丸い柵
- ロック付きの柵
猫が脱走しやすい場所は玄関だけじゃない!
玄関ももちろんですが、他にも猫が脱走しやすい場所はあります。
猫が脱走しやすい場所
・窓(部屋、トイレ、お風呂など)
・ベランダに出る扉
窓を開けなければいいのかもしれませんが、時には換気もしたいですよね。
ベランダの扉や窓用の猫脱走防止柵もありますし、強化網戸や網戸ロックなどを使うと安心して換気ができます。
まとめ:(特に玄関前の)猫脱走防止柵を選ぶときに見るべきポイント
- 150cm以上の高さがある
- 向こう側の様子が分かる
- 安全な素材で作られている
- 丈夫な造りでしっかり固定できる
- 猫が開けられない工夫がされている
さいごに
今回紹介した選び方は、猫にとって安全かどうかを基準にしました。
ただ、
- 組み立てや設置がしやすい
- 部屋になじむデザイン
- 飼い主には扉が開けやすい
などの条件も満たした猫脱走防止柵なら、さらに良いですね。