「完全室内飼い」という言葉をご存知でしょうか?
ペットを家の中だけで飼育するという意味ですが、最近は、猫を家の中だけで飼う人が増えています。
つまり、猫を外に出さない飼い方なんです。
「猫は自由に出歩く動物」と考えている人にとっては、ちょっと信じられない飼い方ですよね。
でも、そんな常識も時代と共に変化してきているのです。
じゃあ、どうして猫を外に出さないのか?
猫の健康を守るため、そして、みんなで住みやすくするためです。
特に、人間が密集して暮らす都会では、猫にとっての危険がいっぱいあります。
- 車による交通事故
- 不衛生な場所でかかる感染症
- 水場や高い所からの転落
- 心無い人間からの虐待
など、本当に色々です。
飼い猫を外に出していると、こうした危険から守り切ることはほぼ不可能です。
そこで生まれたのが、猫を家の中だけで飼うという方法なんですね。
現在は、環境省や獣医さん、猫を保護する団体から推奨されている飼い方です。
ですが、猫好きの間では、猫を家の中だけで飼うことに賛否両論あります。
反対派の理由で多いのは「猫の自由を奪ってかわいそうだから」というものです。
完全室内飼いは…
- 家に閉じ込めて猫の自由を奪っている?
- 外に出さないことで猫を守っている?
どちらもやっている事は同じですが、見方が違うのは、各飼い主さんの人生観が反映しているのでしょうか。
ただ、(一般社団法人)ペットフード協会の調査では、2010年で14.4歳だった猫の平均寿命が2019年には15.03歳まで延びています。
明らかに、昔よりも現在の方が室内飼いは増えているので、猫の長生き化に室内飼いが貢献していると推測できます。
もちろん、猫の長生き化には
- 猫の医療の発達
- 育て方の知識が増えたこと
- キャットフードの改善
などの部分も大きいです。
ですが、猫を家の中だけで飼うことは、病気や事故の予防法の一つと言えます。
最後に
「猫を家の中だけで飼う」と決心したら、ねこ脱走防止柵は必須アイテムです。 玄関やベランダなどをしっかりガードして、愛猫を守りましょう。