脱走防止柵やドアロックなどで猫の迷子予防をするのは大事ですが、一つの対策だけでは不十分です。
万が一出てしまった時の対策をしておけば、見つかる確率がぐっと上がるでしょう。
猫の迷子は、探すのが早いほど移動距離が少ないので見つけやすくなります。
特に、普段外に出ない猫が出てしまうと怯える場合が多いので、近くで呼んでも出てくるとは限らず、飼い主さんの方から探してあげる必要があります。
そんな時、猫ちゃんを探すのに役立つのが、首輪に付けた小型の発信機です。
そこで今回は
- 猫用発信機とは何か?
- 猫用発信機を選ぶポイント
を紹介します。
猫に使える発信機ってどういうもの?
猫用の発信機は、首輪に装着することで猫の位置や距離を知らせる道具です。
猫が迷子になった際には、対応する受信機を使って探すことができます。
猫用の発信機は、主に
- 猫や犬用に作られたペット用発信機
- 忘れ物防止タグ
に分けられます。
また、受信手段は製品によって
- 専用機器を使う場合
- スマホで受信できる場合
があります。
スマホ受信では位置情報用アプリを使う必要があるので、月々利用料が発生することも多いです。
ほとんどが電池で動く製品で、電池交換を自分で可能なものと電池が終わり次第交換が必要なものがあります。
また忘れ物防止タグというのは、車のキーやお財布などの大切な持ち物に付けておくことで、紛失を防ぐ道具です。
猫に使うのに適した発信機は?
発信機の形や素材は様々ですが、猫ちゃんの首輪に装着する場合は
- 首輪に付けるためのストラップか、それを通す穴がある
- 防水性や耐久性に優れている
- 小さくて軽い
- 角がない、または丸い
といった製品が、利便性や安全面で適しています。
忘れ物防止タグは本来動物用に作られた製品ではありませんが、上の条件を満たしている場合は、応用することも可能でしょう。
猫に必要なのは「追跡できる機能」
ただ、猫と持ち物では、発信機を使う目的が異なると思います。
つまり、鍵などの持ち物は失くさないための機能として、スマホから離れた時にアラームなどで知らせます。
対して、猫の場合は
居なくなった時に追跡する
ための機能が重要です。
完全室内飼いでは基本家から出さないですし、放し飼いなら外にいるのが普通なので、上記のアラーム機能では意味がありません。
そのため、猫ちゃんに発信機を付ける場合は、何らかの追跡機能を持った製品がおすすめです。
まとめ:猫探しに役立つ発信機を選ぶポイント
- 猫専用の製品
- 追跡機能の付いた忘れ物防止タグ
- 小さくて軽い、かつ安全な製品
発信機タグと受信機をつなげる方法も様々で、主に専用の電波を使うものやGPS機能で衛星からキャッチするものがあります。
GPS機能は現在地がリアルタイムで表示され便利ですが、外国製が多く日本で使いやすい製品が今のところ普及していない印象です。
猫を飼う人も増えていますし、日本でも猫に使用しやすい発信機がもっと普及するといいですね。