前々回から、猫脱走防止柵の種類について紹介しています。
前回は、猫脱走防止柵の設置方法を3種類紹介しました。
賃貸か持ち家かで設置方法がある程度決まってくることや、それぞれの特徴についても分かったかと思います。
↓↓ 前回の記事はこちら。↓↓
そこで今回は、猫脱走防止柵の入手方法やそれぞれのメリット・デメリットを紹介しますね。
前々回:開き方の違い
前回:取り付け方法の違い
今回:猫脱走防止柵の入手方法の違いと、それぞれのメリット・デメリット
職人に個別注文する
建具屋さんや家具屋さん、大工さんに直接注文すると、設計から取り付けまでを同じ業者に依頼する場合が多いです。
職人が家に合わせて設計するので、
特殊な構造の家でも取り付けができる
のが最大のメリットです。
しかし、費用が高くなりがちな点がデメリットといえます。
また、猫脱走防止柵を作った経験があまりない職人さんの場合は、要望を具体的に伝える必要があります。
職人さんは物作りのプロですが、猫の生態に詳しいとは限りません。
「上に隙間がないように」や「格子の間隔は○○cmで」など、
- 猫の脱走・進入を防ぐのが目的であること
- そのために、どう作ってほしいのか
を、詳しく説明することが大切です。
既製品を購入する
既製の脱走防止柵を買う場合は、設置する場所の寸法を測って合うサイズの物を選びます。
既製の柵はネットショップで手に入るほか、フリマアプリを活用すると中古品を探すこともできます。
ですが、取り付け作業は自力で行うことになります。
一番のメリットは
安く購入できる
ことです。
その反面、家に合う柵が見つからない可能性があることや、強度や見た目がイマイチな物もある点には要注意でしょう。

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専門メーカーのオーダーメイド品を注文する

猫脱走防止柵を専門に製造・販売している業者もあります。
柵を取り付けたい場所を測ってメーカーに注文すると、柵が自宅に届きます。
専門メーカーに注文する場合は
- 設置も依頼できる
- 組立てられた柵を自分で設置する
- 部品で届いた柵を自分で組立てて設置する
というように、「誰が組み立てや設置を行うか」は業者や依頼の仕方で異なります。
専門メーカーに注文するメリットは、職人さんに頼む場合と比べて安価なことや
猫の習性も考えて設計してくれる
ことです。
また、家と調和するオシャレな物が多いのも良いところでしょう。
ただし既製品よりは価格が高めで、既製品と職人さんの間くらいです。

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DIY(日曜大工)で自作する
「既製品には気に入った柵がないし、オーダーメイドも高いし…」
と感じる人もいるのではないでしょうか。
近頃では、自分で猫脱走防止柵を作る方も増えていますよね。
ブログやSNSなどで柵の作り方を紹介している方も多く、たいへん凝った物から簡単な物まで、幅広いタイプがあって参考になります。
自作のメリットは、100円ショップでも材料がそろうこと。
工夫次第でいくらでも安くできる
ことです。
また、素材を工夫して自分の好きな構造や見た目にできるのもメリットです。
ただし、最低限の技術が必要なことと、柵の安全性や脱走防止効果には不安が残る点には要注意です。
まとめ:猫脱走防止柵の入手方法別のメリットとデメリット
柵の入手方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
職人に個別注文 | ・特殊な構造でも取り付けが可能 | ・費用が高い ・作る人が脱走防止柵に詳しくないか場合も |
既製品を買う | ・比較的安く購入できる ・中古品も買える | ・ぴったりの物が見つからない可能性も ・強度や見た目がイマイチな物も |
専門メーカーに注文 | ・家に合わせてオーダーできる ・脱走防止効果が高い ・見た目が良い | ・既製品より高い |
DIYで自作 | ・安くすむ ・自分の好みにできる | ・技術が必要 ・安全性や効果に不安が残る |
さいごに
今回までで
猫脱走防止柵の種類
について、ひと通りお伝えできたかと思います。
経済的に余裕がない人や腕に自信のある人なら、自作してみるのも面白いでしょう。
でも、自信がない場合や安全性を重視するなら、猫の迷子防止に特化した専門メーカーの柵がおすすめです。