引越しを猫と一緒にする場合には、引越しが決まった時点から様々な準備が必要です。
猫の特徴を考えて計画していかないと、引越し後に問題行動が現れたり体調を崩したり、最悪の場合死を招く危険もあります。
今回は、引越しシリーズの2回目で
引越し前の準備で気を付けるポイント
を紹介します。
1日目:猫の性質を知っておこう
2日目:引越し準備(荷造り時)
3日目:引越し作業中(移動中)
4日目:引越し後(新居にて)
ギリギリまで引越しを悟らせない
猫は環境の変化に弱い生き物です。
変化が大きく、異変を感じる時間が長いほど負担が増します。
完全には無理かもしれませんが、引越しすることをギリギリまで悟らせない気持ちで準備しましょう。
ペットにやさしい引越し屋さんを選ぶ
ペットに配慮して作業を進めてくれる引越し業者を選ぶのも大切です。
不安なことは、事前に質問するなどして解消しておくことが大事です。
また、「新居への移動手段をどうするか」も具体的に計画しておきましょう。
つまり、
- 自分と一緒に車で行くのか
- 飛行機で移動するのか
- ペット輸送サービスに任せるのか
などです。
飛行機で移動する際に、猫によっては呼吸が苦しくなる可能性もあります。
(以前、航空会社にワンちゃんを預けたら「移動後死亡していた」という怖いニュースもありましたね。)
犬の場合は、パグやブルドッグなどの顔が平たい種類は危険が大きいため、預かってもらえない航空会社もあります。
猫にも平たい顔の種類がいますが、やはりリスクはあります。
愛猫に持病がある場合は特に、かかりつけの獣医さんにあらかじめ相談しておきましょう。
荷造り作業
引越し前に部屋中の荷物を段ボールにまとめますが、猫用トイレやえさ場など、猫ちゃんの主な生活スペースは最後の最後まで崩さないことが大事です。
なるべく猫とは関係のない物から片付け、猫グッズは早くても引越し前日から詰めるくらいで良いでしょう。
キャリーケースに慣れさせておく

引越し当日の移動にはキャリーケースを使いますが、いきなり大人しく入ってくれる猫ちゃんはいないでしょう。
知らない場所に長時間いることは、猫にとって大きなストレスになります。
引越し後は、慣れない新居に行くだけで一大事ですから、移動中だけでも負担を最小限にしてあげたいものです。
そのため、引越しの予定が立った時点から愛猫をキャリーケースに慣れさせておくことが大事です。
猫は暗くて狭いところが好きなので、キャリーの中にお気に入りのタオルやクッションを入れたりすると抵抗感を減らせるでしょう。
家具や猫グッズはなるべく取っておく
引越しをきっかけに、家具や猫ちゃんグッズも新調したくなるかもしれませんが、実は猫にとっては負担になるだけです。
家具は無理でも、できる限り
- 猫トイレと砂
- えさ皿
- クッション
- 玩具
など、おなじみの猫グッズは同じものを使い回すのがポイントです。
まとめ:猫との引越し前に気を付けること
- ギリギリまで引越しを悟らせない
- ペットにやさしい引越し屋さんを選ぶ
- 猫の物は最後に箱詰めする
- キャリーケースに慣れさせておく
- 家具や猫グッズはなるべく取っておく
さいごに
猫と安全に引っ越すための前準備のポイントをお伝えしました。
限界はあるものの、愛猫にかかる負担は最小限にしてあげたいですね。
完全室内飼いで育った猫は変化に弱いので、特に注意してくださいね。
遠くに引っ越す場合には、新居近くの動物病院の場所も把握しておきましょう。