前回は猫ちゃんが脱走した直後の探し方について紹介しました。
でも、「どうしても見つからない」と途方に暮れている飼い主さんもいるかもしれません。
家族と同じ存在なら、本当に心配ですよね。
そこで今回は、
脱走直後に猫が見つからなかった場合の探し方
を順番に紹介します。
まずは、猫ちゃんの特徴が分かる写真を用意しておきましょう。
行政機関などに連絡しておく
猫ちゃんが脱走した直後に、家から半径100m範囲内をしらみつぶしに探しても見つからない場合、まずやるべきことは関係機関に「飼い猫を探している」と知らせることです。
これには、
① 猫が見つかった時に連絡が来るようにするため
② 猫が保護されて他の人に飼われないようにするため
③ 飼い猫の殺処分を防ぐため
の、3つの目的があります。
知らせるのは以下の機関で、家のある場所(または居なくなったと思われる場所)の近くにあるところです。
- 交番や警察署
- 保健所
- 動物病院
- ペットショップ(ホームセンター)
- 動物愛護センター(自治体)
特に警察や保健所には連絡が必須です。
ちなみに、環境省の情報サイトでは、保護動物の情報を自治体ごとに検索できます。
出向く必要がないので、ぜひ活用してみてください。
情報を募る
関係各所への連絡が済んだら、猫を見かけた人がいないか情報を集めます。
手伝ってくれる人がいる場合は、前章の連絡事と同時進行するのが良いでしょう。
情報の集め方には、以下の方法があります。
ポスターやチラシを配る
「猫を探しているので、見かけたら連絡をください」という内容のポスターやチラシを作成します。
近所のスーパーやコンビニ、カフェなど、人が集まる施設にお願いしてポスターを置いてもらいましょう。
ポスターには飼い猫の写真と特徴、名前を掲載し、自分の連絡先はカタカナの苗字と電話番号だけで十分です。
猫の特徴については、他の猫ちゃんにはない個性を書きましょう。
(お尻にハート形のぶち模様がある、全身白だけど鼻の周りだけ黒い など)
SNSで呼びかける
フェイスブックなどのSNSで呼びかけて見つかるケースもあるようです。
その際は、個人情報が詳しく特定されないように注意が必要です。
聞き込みをする
猫ちゃんがいなくなった付近で直接目撃情報を集めるのも有効です。
ポスターを置いてもらったスーパーやコンビニなどのお店や、路上で通行人に聞き込みをします。
また、多くの地域には野良猫のエサやりさんがいますので、そうした人に情報を求めるのも一つの手です。
民間の業者などに相談する
行政機関だけでなく、民間の業者や動物保護の団体を活用することもできます。
例えば、ペット探し専門の探偵などでは、ポスターの作成や掲示、聞き込みを手伝ってくれたり、専用の道具を使って捕まえてもらうことができます。
動物保護団体は、地域にいる猫の調査をしているため、多くの情報や知識が集まります。
依頼するなら、早い方が効果的です。
猫ちゃんが見つかったら
猫ちゃんを発見したら、ケガをしていないか観察しましょう。
他の猫と接触している場合もありますので、動物病院に連れて行き感染症や寄生虫などの検査・処置をしてもらうのも大事です。
完全室内飼いの猫が外に出てしまった場合には、外に興味が増して再び脱走を図る可能性もあります。
脱走防止柵やドアロックなどを活用すれば、猫ちゃんを守るのに役立ちます。
万が一行方が分からなくなった時にすぐ見つかるよう、GPS機能付きのマイクロチップや首輪、迷子札などを装着するのもおすすめです。
まとめ:飼い猫がすぐに見つからない時にやること
- 行政機関などに連絡しておく
- チラシや聞き込みなどで情報を募る
- 民間の業者や団体に相談する
なるべく分かりやすいよう、ポイントでお伝えしました。
お探しの方は、あなたの大切な猫ちゃんが早く見つかることを祈っています。