猫どうしの相性が悪い場合の対処法

猫の安全対策

「うちの先輩猫と新入り猫の相性が、何だか合わないみたい…」

先輩猫が新入り猫を威嚇しまくっていて一触即発の状態では、飼い主さんも不安だと思います。
そんな時はどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、

猫ちゃん同士の相性が悪い時にやること

をいくつか紹介します。

お互いの存在に慣れさせる

ケンカになるからと言って、すぐに「相性が悪い」と決め付けることはできません。

本来猫はじゃれ合いを通して、お互いに「どれくらい強く噛んで大丈夫か?」などを学んでいきます。
なので、一見ケンカと思える行動も、力加減を覚えるための過程と言えるのです。
また、知らない猫が加わった時に、どちらが優位なのかを測る目的でケンカになる場合もあります。
1匹で完全室内飼いされていた猫が、初めて他の猫と対面することで、激しく警戒するケースもあります。

いずれにしても、猫がケンカをする事自体は自然な行為であり、過剰に心配する必要はありません。
命に関わる心配がなければ、基本的には飼い主さんが注意して様子を見ていれば大丈夫です。

居場所を分ける

ケンカがお互いを知る手段だとしても、一方の猫ちゃんが大けがをするのでは心配ですねよ。

どちらかの警戒が強い場合は、猫それぞれの居場所を分けて、トイレやえさ場も別に用意しておきます。
そして、新入りの猫ちゃんをケージに入れた状態で、先住猫ちゃんの部屋で対面させる時間を作ります。

最初のうちは威嚇し合うこともありますが、時間をかけてお互いの存在を認め合うようになるでしょう。
明かな威嚇をしなくなってきたら、ケージから出して対面させると良いでしょう。

その場合は、

  • 先住猫をなでてから新入り猫もなでる
  • 先住猫におやつをあげて、新入り猫にも同じようにあげる

というように、両方の猫ちゃんに平等に愛情を注いであげることが大切です。

何かをしてあげる時は、

からなず先住猫から

が基本なのです。

不妊・去勢手術をする

不妊・去勢手術をする

猫は、発情期を迎えると他の猫に対して攻撃的になることもあります。
特にオスの成猫同士は、本能から険悪になったりもします。
仔猫を増やす予定がないなら、不妊や去勢の手術を受けさせることで、発情期にともなうケンカを防ぐことができます。

手術は乳腺腫瘍や生殖器系の病気予防にもつながるので、猫ちゃんの寿命を延ばす要因にも言われています。

里親を探す

上記の方法を試しても、時間をかけても猫ちゃん同士がまったく馴染めない場合には、最終手段として里親さんを探す方法もあるでしょう。
猫好きの友人や知人を当たったり、ポスターやチラシを作り動物病院や猫カフェ、人の集まりやすい場所に置いてもらうなどの方法で譲渡できる人を探します。

ただ、里親は誰でもいい訳ではなく、猫についての正しい知識(を学ぶ気持ち)と責任感がある人を吟味しなくてはなりません。

まとめ:猫の相性が悪い場合の対処法

  • お互いの存在に慣れさせる
  • 居場所を分ける
  • 不妊・去勢手術をする
  • 里親を探す

さいごに

猫ちゃん同士が初対面してから馴染むまでには、何ヶ月もかかる場合もあります。
そのため、すぐに「この子たちは合わない、相性が悪い」と結論を急がず、根気よく徐々に慣れさせるくらいにゆるく構えた方がいいです。

長期戦になる場合はいつまでも狭いケージに閉じ込めてはおけないので、猫脱走防止柵を使いそれぞれの猫部屋を作ると良いでしょう。
また、お互いの存在を認めはじめても、一緒に遊ぶくらい仲良くなるかどうかは別です。

人間同士でも性格が合う合わないがあるのと同じように、猫にも相性があります。
ひとまずは、ケンカをしなくなったりお互いを気にしなくなれば、ご対面は成功と言えるでしょう。


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