前に、猫用ハーネスにはどんな種類があるかを紹介しました。
ですが、ハーネスは多くの会社が様々な製品を出しているので、どれを選ぶべきか分からない飼い主さんもいるかもしれません。
そこで今回は、
猫用ハーネスを買う時の判断基準
を、4点ご紹介します。
一例ではありますが、参考になれば嬉しいです。
猫専用のもの
ハーネスは元々、犬のお散歩のために作られた製品がメインでした。
そのため、現在出回っているものには犬と猫の兼用のハーネスも少なくありません。
しかし、できればワンちゃんとの兼用よりも猫ちゃん専用の製品を選びたいものです。
犬と比べて猫の体はずっと柔らかいですし、周囲の刺激に驚いた時に抜けようとするパワーは侮れません。
犬猫どちらの特徴にも対応可能なハーネスがないとは言いませんが、やはり猫ちゃんのために設計された製品の方が、より安心度が高いのではないでしょうか。
着心地が良いもの
当たり前かもしれませんが、ハーネスをいきなり装着しようとすれば、初め猫ちゃんは全力で抵抗します。
以前にもお伝えしたように、力ずくで装着できないので、慣らし期間を設ける必要があります。
ただ、徐々に着られるようになっても、着心地が悪ければすぐに脱ぎ捨てたくなってしまうでしょう。
基本的には、ハーネスや洋服は猫にとって異物でしかありません。
だからこそ、装着時の負担は少しでも減らしてあげたいですよね。
そのためには、硬すぎない素材のものや適正なサイズのものを吟味してあげることが大切です。
さらに、装着した後もハーネスが体に食い込んでいないか、猫の動きが制限されていないかを適宜確認しましょう。
正しいサイズの測り方

ハーネスによって猫の体のどこを測るべきかは微妙に違うと思いますが、一般的な測り方を紹介します。
(製品ごとの指定がある場合は、そちらの採寸方法を優先してください。)
猫ちゃんが普通に立った時の姿勢で、メジャーで胴回りのサイズを測ります。
寝転んでいたり座っている状態で測ると、正確ではないので要注意です。
具体的には、猫の両前脚の後ろ(人間の脇の下に当たる部分)で、もっとも太い箇所にメジャーを当てます。
さらに、製品によっては首回りも測る必要があります。
誤差を考えて、数回測り平均の長さを計算するとより正確になるでしょう。
抜けにくいもの
苦痛を感じにくいことも大切ですが、ハーネスは猫が逃げないために着けるものなので、やはりいざという時に抜けられないかは最重要ポイントです。
着心地とのバランスが難しいところですが、緩すぎて外れたら意味がありません。
素材自体は柔らかくても、ハーネスを着けた時に指が1、2本程度入る隙間があるサイズのものがオススメです。
なお、ダブルブロックという、2重に猫の体をホールドできる製品もあります。
着脱させやすいもの

同じ性能のハーネスなら、より脱ぎ着しやすい製品を選びたいものです。
特に、いざ動物病院に連れていく際に、ハーネスを装着するのに苦労する飼い主さんはたくさんいます。
着せるのに手間取れば、人間にも猫も疲れ切ってしまうので、少しでも着せやすいものがおすすめです。
これは個人的な意見ですが、穴に前脚を通して背中を留めるタイプなら、胴体を通すものと比べて着やすいのではないかと思います。
もちろん好みによるので、あなたがやりやすそうなタイプを探してみてくださいね。
まとめ:猫用ハーネスを選ぶポイント
- 猫専用のもの
- 着心地が良いもの
- 抜けにくいもの
- 着脱させやすいもの
さいごに
リード(散歩ひも)が前に引っ張られた際に、前脚が抜けて猫が逃げてしまう事例は少なくないです。
ですが、途中で触れたダブルブロックのハーネスなら、胴体と胸部の2箇所で猫ちゃんの体をホールドします。
もし前部分が抜けても、胴体部分が残り完全には外れにくいので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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