前回は、猫脱走防止柵「にゃんがーど」をオーダーする時の注意点を紹介しました。
設置場所の広さを自分で測ってから注文するので、一番初めの採寸がもっとも大事な段階と言えます。
ただ、脱走防止柵を設置すれば猫ちゃんの脱走を絶対防げるという訳ではないので、油断は大敵です。
どんなに効果の高い柵でも、それさえあれば100%安全というものではありません。
にゃんがーどを設置した後には、1ヶ月間の検証期間が設けられており、効果を確認することを勧めています。
ここでは、
にゃんがーどの検証期間
について紹介します。
「にゃんがーど」の公式で推奨する試用期間とは?
にゃんがーどを製造するねこ工房の公式サイトには、柵を取り付けた後の1ヶ月間は、設置前と同様に猫の様子に気を配ってほしい旨が記載されています。
設置後の1ヶ月間を「試用期間」と呼びますが、にゃんがーどの効果を検証するというものです。
言わば、にゃんがーどのテスト期間なので、愛猫が本気を出しても突破できないのかを確認してください。
(中略)そこで試用期間を設けることにしました。
出典:にゃんがーどの公式サイト|ねこ工房
具体的には、扉を設置して一カ月の間は扉を設置する以前と同じように脱走に注意をはらってもらい、万が一扉を突破しても大丈夫な環境で過ごしていただきます。
検証の方法は?
にゃんがーどの扉を閉め切って、柵の反対側から愛猫のお気に入りの玩具やおやつを見せます。
本気になった猫ちゃんが
- すり抜ける
- 登る
- ジャンプする
- 飛び移る
- 体当たりする
などを試しても、柵を突破できなければ問題なしです。
試用期間が1ヶ月も必要な理由は、猫ちゃんが学習をするからです。
様々な脱走防止柵のレビューを見ると、初めのうちは効果があったけど、そのうちに突破方法を覚えてしまったといった意見が割とあります。
猫ちゃんの中には、飼い主さんの開け方を観察していて、普通に扉を開けるようになった強者もいるようです。
にゃんがーどは取っ手部分が丸形で、猫の手では開けにくい構造になっています。
それでも絶対とは言えませんので、1ヶ月もの検証期間を設けているのでしょう。
設置直後だけでなく、日にちを置いて複数回実験することを勧めているのですね。
まとめ:にゃんがーど設置後の検証期間について
- 柵を取り付けた後、1ヶ月間で突破されないかを試す
- 柵を閉めきって、反対側におやつや玩具を置いて効果を確かめよう
さいごに
にゃんがーどは決して安い柵ではないので、注文を迷っている方もいるかもしれません。
(オーダーメイドとしてはかなり安いのですが。)
でも、公式に「試用期間中に一度でも愛猫に突破されたら全額返金」としているので心強いのではないでしょうか。
返金制度には、製品に対する絶対の自信というよりもねこ工房さんの「猫の脱走事故を本気で防いでほしい」という優しさを感じます。
また、猫の脱走対策は予防だけでなく、万が一出てしまった場合の対策も欠かせません。